2019-03-26

サウジアラビヤも、脱アメリカ路線か?

サウジアラビヤは、米国にオイルを売って多量のドルで米国製の兵器を買う関係で蜜月関係だった。

ロシアは中東ではもともとイランと親しく、シリア紛争でもアサド政権を支援。そんなロシアはサウジアラビアの「敵対国」となるはず。
しかし、サウジアラビアは急激にロシアに接近中。

その一番大きな理由は?

■サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国は2016年12月、15年ぶりの協調減産で合意した。市場価格を安定させるのが狙いで、この減産合意を機に原油価格の下落に歯止めがかかった。

今やアメリカは石油価格をコントロールする力を失ったのだ。
だからサウジはロシアに接近して、二人で中東及び石油価格をコントロールしたいと考えているのだろう。

下記のニュースは、サウジアラビアが世界はロシア制裁を止めるべきであると発言した」とロシアのマスコミ「スプートニク」が発信している。
アメリカにサウジがロシアを虐めるなと云っているのだ!!

■日本以外の親米国がどんどんアメリカから離れていくようだ。
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サウジアラビア大臣 ロシアに対する制裁は全世界への脅威
サウジ
スプートニク日本 https://jp.sputniknews.com/politics/201903186045927/
より

サウジアラビアのハリド・ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、米国の新たな対ロシア制裁が採択されれば、世界に悪影響を及ぼすだろうと語った。

ハリド・ファリハ大臣によると、 ロシアは欧州への重要な天然ガス供給国であり、 また中国への主要な石油供給国。制裁措置が実施されたなら、 それは「欧州や中国、そして全世界に悪影響を及ぼすだろう」と、 同大臣は記者会見で語った。
ハリド・ファリハ大臣はまた、 ロシアは技術分野で牽引の役目を果たしており、 宇宙や他の多くの専門分野において重要な地位を占めていると指摘した。
以上<引用>~~~~~~~~~~~~~~~~~

by猪飼野

List    投稿者 dairinin | 2019-03-26 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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