2021-09-26

基軸通貨ドルとバブル(国債経済)の崩壊はいつか?

ドルを支えてきた、アメリカによる石油支配(中東支配)は、アフガニスタン撤退を持って終了、中東は中ロの影響下に入った。その後恒大の破綻など市場バブルの崩壊現象が健在化してきている。

基軸通貨ドル、現在はもっぱら中央銀行の買い支えによって維持させられていると見ることができる。(⒛世紀末以降は、貿易黒字国日本、そして中国による買い支えがあった。しかし、2008年リーマンショック後は、FRBによる買い支え一色に変わってきている。(日本も欧州も、先進国は同じ中央銀行による買い支え→世界金融バブルの構造。)

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FEDバランスシート

リーマンショック以降、FRBの打出の小槌がアメリカ経済を支え、バブルを拡大させている。
〜グラフはリンク よりお借りしました。~

このQE(金融緩和)がいつまで可能なのかが、米覇権の象徴であるドルの価値を左右し、米欧日の国債経済の延命を決める。


★ドルと金の逆相関。

基軸通貨ドルに代わるのは、恐らく誰もが価値を認める「金」。
金の価値と、ドルは大きくは逆相関関係にある。金が上がろうとすると、QE資金→金EFTによって金の価値が下げられる。
せめぎ合いが続いているが、金は2000年以降、上がり続けてきたが、2012年以降上値を押さえられている。

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~グラフは、リンクよりお借りしました。~


★いつ、誰が崩壊の引き金を引くのか?

アメリカによる世界覇権は、軍事はロシア、経済は中国というように、既に実態が喪失している。
基軸通貨ドルだけが形として残っている。
準備が整い次第、誰かが引き金を引く、中国の準備が整ったか?
中国のバブル潰し →世界金融危機と新秩序の始まりか?
中国が引き金を引こうと思えばいつでもやれる(ex米国債売却)。

その時は基軸通貨ドルだけでなく、世界特に米欧日の国債経済そのものが崩壊する可能性が高い。
※コロナ含めた全体シナリオがあるはず。それは、世界を動かす奥の院がどう考えているかによる。
それについては、また扱いたい。

by タロウ

List    投稿者 inoue-hi | 2021-09-26 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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