「上海ロックダウン」をきっかけに食糧危機⇒世界の混乱が加速する
コロナ禍において、今現在世界の多くの国が国境を開放し、規制を緩和するなか中国は新型コロナウイルスに対する厳格なアプローチから脱却しそうにない。
現在上海のロックダウンが継続中だが、中国の経済状況以上に危険な状況が迫ってきている。
中国の上海ロックダウンをきっかけに食糧危機が目前に迫っている。
ロックダウン狙いは単なるコロナ対策ではなく、世界の食糧危機か。だとしたらだれがそれを指揮しているのか。
現在ロックダウン中の上海、ゼロ・コロナ政策をとっているが、果たしてどうなのか。
上海のロックダウン 「ゼロ・コロナ」政策が中国経済を揺さぶるより転載
超大型工場を持つテスラから巨大リゾートを展開するディズニーまで、多くの多国籍企業が中国進出の足がかりを上海に築いている。しかし、ふだんは活気あふれるこの金融センターが、新型コロナウイルスの感染者急増で停止状態に陥っている。
人口2600万人超の上海で、当局はわずかに前触れをしたあと、ロックダウンの措置を次々と実施した。規制は先週、2つの地域に分けて始まったが、現在は実質的に全住民に対して外出を禁じている。
今回の隔離措置は、中国・武漢で新型ウイルスの発生が最初に確認された2019年末以降で最大のものだ。
それに伴うロックダウンは、世界第2の経済大国である中国にとって、とりわけ代償の大きなものとなる可能性がある。
転載終了
上記にあるように、上海ほどの大規模な都市でなぜここまでのロックダウンに固執するのか。
裏でなにが起きているかを明確にとらえることで見えてくる。
investmentwatchblog.com
という海外サイトからです。
>中国は今でもロックダウンを押し進めています。
その結果、上海沖で何百隻もの商船がいら立ちながら待機しているのです。<
MAP: Commercial ships waiting offshore after Shanghai strict lockdown pic.twitter.com/m0qST4v92Y
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) April 19, 2022
>これらは太平洋を越えて我々に物を運んでいる巨大貨物船です。
中国政府が制限を緩和しなければ、数か月以内に我が国(アメリカ)の店の棚から商品が消えることになります。
アイドリング中の船は商船だけではありません。
上海は世界最大の製造拠点の1つであり、自動車や電子機器のサプライヤが過剰集中しています。
そして上海には世界最大のコンテナ港と輸出入の航空貨物を取り扱う主要空港があります。
BBVAの報告書によると、上海で生産される輸出品は中国全体で生産される輸出品の7.2%を占め、中国の輸出用コンテナの約20%が上海港から出荷されています。
しかし今は工場や倉庫の殆どが閉鎖されたままであり、トラック10台中9台が使用されておらず、港と空港の機能は限定的であり、出荷用の荷物が誤った場所に取り残され、貨物が山積みになっています。
我が国(アメリカ)の大手小売業者の多くが中国からの輸入品が届かずに営業ができなくなっています。
米国では食品価格が何か月も前から上昇しています。
昨年、バターの平均価格が11.9%も上昇しました。
食肉はサプライチェーン危機により特に影響を受けています。
肉100%のフランクフルト・ソーセージは2021年3月から35.5%も上昇し、平均価格は1ポンド5.18ドルです。牛肩ひき肉、ポークチョップ(豚肉のあばら骨つき厚切り肉)、丸鶏(1羽)は前年比でそれぞれ11.3%、15%、11.7%も上昇しています。
このような価格上昇は酷いのですが、これはこれから起こる本番の序章にすぎません。
今後、状況は益々悪化するでしょう。
4月においても、食品の価格上昇が加速しているようです。
今日、私は人気のインターネット・フォーラムのスレッドに引きつけられました。
以下はスレッドから一部抜粋した情報(現在の食品価格)です。
● ベーコン $10/ポンド
● Land o lakes バター $5.19/ポンド
● コーヒー(34オンス)が$6.99だったが今は $9.99
● アボカド1個 $1.09
● アイスバーグレタス1個 $2.31
● Butterscotch Krimpets1箱が$2.49 だったが今は$4.49
● テネシー州北東部では牛リブロース $15.99/ポンド
● 骨付き鶏モモ肉1パックが$3.00~ $4.00だったが今は$12.95
そして全米に広がっている恐ろしい鳥インフルエンザ・パンデミックのせいで、卵の価格が狂ったように高騰しています。12個入りの卵は、$1.60でしたが今は$3.00です。
このような価格高騰が信じられないと思うなら、価格が今のレベルから2倍になるまで待っていてください。
世界中で、食糧資源を巡る大戦争が勃発しました。
中国政府はこうなることを事前に知っていため、過去最大の食糧備蓄プログラムを実行してきました。
私はこのことに関する記事を投稿していましたが、殆ど誰もその記事の重要性を理解していませんでした。
中国政府は信じられないほどの量の食糧を備蓄しました。
世界人口の20%弱を占める中国は、世界中で生産されるトウモロコシや穀物の5割以上を備蓄しています。
その結果、これらの穀物の価格を高騰させています。
そして多くの国々を飢饉に追い込んでいます。
中国では食糧の買いだめが起きています。
米国はこのようなことはしていませんから、問題が本格化するとあなた方は取り残されます。
あなた方は備蓄をしていますか。
ウクライナ戦争が勃発してから、世界中の国々が輸出制限を始めました。
そして世界的な農産品の争奪戦で価格が着実に高騰しています。
悲しいことに、裕福な国々が調達できるものは全て調達してしまうため、世界の最貧地域が食料危機の被害を最も受けることになります。
そしてもうじき世界規模の大飢餓を目撃することになります。
その状況はかなり悲惨なものとなるでしょう。
このような事態になることは何年も前から警告されてきました。
比較的低価格で販売されている今のうちに食料の備蓄をしておいてください。
今後、価格は上昇していくだけです。<日本や世界や宇宙の動向より引用
そしてさらに同じサイトから
ここ数日間でアメリカの大型の食品加工工場が次々に爆発、焼失だそうですた。
こんなことが偶然に起きる訳ない。
もう完全、わざと。
【米国ではここ数日、非常に大規模な食品加工工場がいくつも爆破/焼失している】
(概要)
4月20日付け
・米最大の食料配給会社の本社が火災で焼失。
・先月、ウォルマートの食料配給センターが火災で焼失。
・リオフレッシュの玉ねぎ倉庫が火災で焼失。
・台湾の食品物流センターが火災で焼失。
・鳥インフルでこれまで270万匹の鶏と七面鳥が殺処分。<
転載終わり
総じて、中国という一つの国家が考えていることとは思えない。(リスクも含め)
もっと大きな、国を超えた勢力がいることを裏付けてもいる。
そうした支配勢力は意図的に食料危機を引き起こそうとしている。
実際に日本でも食料高騰は少しずつ進んでいる。
世界的な混乱が目前に迫ってきている。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2022/04/9726.html/trackback