2017-08-14

お金は、コンピューター内の数字(幻想)に成ってきた。

お金が、現実の世界から離れて、コンユ―ター内の数字(幻想?)に成ってきています。

コンピューター内部の数字は、勝手に動かせないようにしているはずですが、、、、。
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紙幣は元来は信用が必要な為に、金本位制と云って金と交換されることが約束される事で、その信用を確保していました。

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しかし、世界基準通貨であるアメリカは、その維持が出来なくなり、変動相場制に変えてしまいました。
その結果、ドル紙幣は、急落すると紙切れとなる危険な紙幣と成りました。

アメリカが弱くなりドルが暴落するのではないかと、世界中でドルを持っている人たちは危機感を持っています。

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金貸したちは、一方で、投資市場の拡大による儲けを図るために世界に金融市場をつくり、世界中どこからでもインターネットにて、決済(お金の流通)できる世界を作りました。
これにより、世界中の莫大なお金を束ねて、一瞬に高速決済する事が可能な投資システムを作って大儲けしています。

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一方で、このお金は、金庫の中にあるのではなく、コンピューター機械にある口座の数字がお金と成ってしまいました。

金融機関は、金庫にお金を入れて守っていました。

日本でも現金輸送車が、偽の白バイ警官に騙されて、3億円が盗まれたのは大事件でした。
今やコンピューターの口座に記載されている数字がお金です。守ってるのは、コンピューターセキュリティーシステムです。

お金を引き出すには、「暗号」を入力することで出金できます。

ここで「ハッカー」登場してきます。
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現金引き出しの人物のコンピューターに忍び込んで、出金システムの「暗号」を盗み取れば、お金は引出し放題です。

事実、様々なハッカーによる金庫破りが発生しています。

『米シマンテックの幹部が10日、米上院の国土安全保障・政府問題委員会で証言し、「北朝鮮に拠点を持つグループがバングラデシュ中央銀行から8100万ドル(約92億円)を奪った」との認識を示した。』2017.5.11日経新聞より。

考えてみれば、コンピューターセイフティーを作った人が、そのシステムを売れば簡単に進入されてしまうかもしれません。

サイバー戦争と云って、中国軍隊には最先端の優秀なハッカー集団が10万人以上いるとも言われています。彼らが、米軍防衛庁やホワイトハウスへの侵入だけでなく、銀行に侵入していないと云えるでしょうか。

さらに、ビットコインは、現在の貨幣制度をあざ笑うかのような世界決済が可能な新たな共通通貨だと云われたりもしています。

お金が、実態生活から離れて、コンピューターの数字となり、さらに金貸しの世界支配者は、実態世界から投資世界での金儲けと移行しています。

その結果、お金がますます実態からかけ離れて、金貸しの金庫は膨張した。しかし、それは、ネットハッカーに奪われて、これまで築いてきたコンピューターシステムによる金融システム自体が、崩壊しかねない事態です。

国家は、大赤字で破綻寸前。
そして、大儲けしている金貸しのコンピューター口座は、ハッカーに狙われて、安全性が確保できない!!

市場経済は、実態経済からやり直す必要があるように思えます。

List    投稿者 dairinin | 2017-08-14 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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