2016-07-26

金貸し支配の構造① 金貸しの奥の院は誰か?

<ヴェネツィア>

<ヴェネツィア>

世界情勢は、金貸しの支配力が低下し、プーチンなどの反金貸し勢力が力をつけつつある。今後金貸し支配はどうなっていくか?という追求が必要と思われる。

金貸しというとロスチャイルドやロックフェラーなどの国際金融資本を指すわけだが、実は、金貸しの背後には奥の院とも言うべき支配者が存在する。

あらためて、金貸し支配の構造という観点から、奥の院の構造を整理してみる。
おおざっぱに言うと、次の3層構造になっていると考えられる。

①頂点に立つ金主(黒い貴族)
②欧州金主とネットワークを組む世界各地の金主(中国、インドネシア、日本等)
③金貸し(ロスチャイルド、ロックフェラー等)

先ず、①頂点に立つ金主(黒い貴族)はどのような人たちか?から解明する。

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>近代に至る金貸しの起源は、ベネツィアの黒い貴族にあり、さらに歴史をさかのぼると、B.C1300年頃に地中海に登場した「海の民」=フェニキア人にその起源がある

>9世紀頃、ヴェネツィアでアラビア数字、手形、商業簿記などを取り入れて、暗黒の中世ヨーロッパで最初の商業文明を形作ってきた
>金融家たち、デル・バンコは、彼らの多くが地中海イスラム世界のユダヤ教徒を祖先としており、ロンバルディア人より多少色黒であったために、「黒い貴族」とも呼ばれた。

>彼らが9世紀のヴェネツィアに現れる前に、彼らは何処から来たのか。
>確かなことはカルタゴを含むフェニキア人の発祥地。現在のシリア、レバノン、パレスチナの港湾に拠点をおく、貿易民族である。
彼らは元来海賊だったと考えるのが自然だろう。B.C3000年期エーゲ海クレタ文明の末裔と考えられる。B.C1300年期古代エジプトの碑文にみられる「海の民」と言い切って良いだろう。
金貸しの起源?ヴェネツィアの金貸し;黒い貴族>より引用

 

ヴェネチアが起こした重要な事件はたくさんありますが、そのうちの一つは11~13世紀に起こった十字軍戦争です。
>そのための資金は全部、ヴェネチアの「黒い貴族」が用意しました。用意したといっても、タダでくれるわけではありません。ローマ法王庁とかフランスや英国とかスペイン、ドイツとかの国々の王侯貴族に軍資金を貸し付けて「利子」を取るわけです。

大航海時代の背景はポルトガルとかスペインとか英国とかという、それぞれの国家ではなく、ヴェネチアに浸透する金融寡頭権力だったのです。そのようにして彼らは世界支配をさらに進めたわけです。

>1517年、マルチン・ルターがローマ法王庁に挑戦して、免罪符を否定する抗議の紙を張り出したら、あっという間に非常にわずかの時間に、全ドイツに広がりました。しかし、そのルターの背後にいたのはヴェネチアの「黒い貴族」だったのです。
>ヴェネチアの「黒い貴族」はプロテスタントで脅かされているキリスト教会、カトリック教会に対して、プロテスタントと戦うための「イエズス会」という新しい修道会を組織したのです。
ヴェネチアの「黒い貴族」はカトリックを分裂させて両方をけしかけ、両方に資金を与えカトリック教会の分裂とすごい殺し合いを、背後で操縦したのです。

>黒い貴族は地中海貿易から大西洋貿易に移るためにヴェネチアからオランダへ、さらにイギリスへと移動していき、世界初の株式会社であるイギリス東インド会社を設立する。
ベネチアの黒い貴族とは誰なのか?>より引用

 

近代になってロスチャイルド等の金貸しが台頭してくるはるか昔(B.C1300年頃)から金貸しは存在した。ベネツィアの黒い貴族が金貸しのご先祖様or教祖様とも言えると思われるが、戦争を仕掛けて軍資金を貸す、分裂・対立を仕掛けて両勢力に金を貸す等の手口は、今に至る金貸しの手口そのものである。

ベネツィアの黒い貴族の起源は、地中海にいた海賊と考えられており、そう考えれば、彼らの並外れた私権性、略奪性は辻褄が合う。

おそらく、現代の金貸しであるロスチャイルド、ロックフェラー等の奥の院にいるのは、ベネツィアの黒い貴族と考えられる。

彼らベネツィアの黒い貴族とは具体的にはどのような一族なのか?どのようにして金貸しを支配する金主様になっていったのか?を次回以降見ていく。

List    投稿者 yukitake | 2016-07-26 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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