2019-04-02

資本主義社会は終わった。武力や資本力よりも、人口数(≒購買力)が強く成った。

これまでの市場拡大の時代は、軍事力さらには資本力を持った覇権国が、市場経済さらには世界を支配してきた。

アメリカは、未開の国に傀儡政権を作って、一部の支配者に甘い汁を飲ませて、市場経済に参画する政策(民主化、経済成長を目指す)を推進させる。
支援と云って金を貸して、借金漬けにして市場経済化する。

借金で身動きできなくして実質上国家を乗っ取り、市場化した国民に工業製品を売りつけて儲ける。

鉱産物や石油、その他特産品の権限奪取して、そこでも儲けるのはもちろんである。
「民主化、市場化、経済成長」を目指して、市場経済に巻き込んで行く市場拡大のスキムで儲けて世界を支配してきた。

未開国に借金をさせて、工業製品を買わせるスキムである。

ところが、物余りの時代になって風向きが変わってきた。

工業製品の生産者が、作りすぎて売れなく成ってしまう事態が発生し始めた。

そこで、中国が市場開放をするにあたって、「中国は13億人の買い手がいるんだぞ」買い手の数を餌にして、欧米・日本に中国への工場進出(≒技術提供)をさせた。

急速に、中国が世界の工場となり、物充足~物余りは決定的となった。

最初はテレビ、パソコン、携帯、スマホなど、今や新製品を開発しても、数年で競合が追いかけてきて、価格競争となり儲からなく成ってしまう。

アメリカは、金儲けだけでなく技術革新で猛スピードで走り出した中国を警戒し、今度はアメリカが中国製品を買わないぞ(貿易関税)と牽制し始めた。

なんと、日米摩擦は軍事ではなく、おれの言い分を聞かないと「買ってやらないぞ」という、買い手の数(購買力)を武器にしての戦いとなっている。

金を持って生産施設を持っている資本家が世界を支配していると思っていたら、彼らに「買わないぞ」と云う事で脅かせる時代になったのだ。

市場経済の仕組みが根本的に変わり、つまり、国際国家間のポジションも変わり、国家の仕組みが根本的に変わろうとしているのだ。

参考に、中国マスコミが「中国経済に依存している国」という記事を書いている。
購買力を武器に戦うと云う事だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■中国に経済的に依存している8カ国、日本も韓国も「圏内」=中国メディア
サーチナ https://gunosy.com/articles/aDDqo より

◆中国メディア・東方網は1日、中国が世界において政治的、軍事的、経済的な影響力を強めている中で、特に経済的に中国に対する高い依存性が見られる8つの国を紹介する記事を掲載した。その中には、日本や韓国も含まれている。

記事は、中国が今や世界で最も発展の潜在力を秘めた経済大国の1つになり、世界の貿易において重要な役割を占めるようになったとしたうえで、中国との経済関係が密接な8カ国を挙げている。

筆頭に挙げたのは、オーストラリアだ。同国が輸出する鉄鉱石の34%は中国向けであり、対中輸出額は同国のGDPの6%を占めているとした。2番目は、政治的な関係が冷えたままの韓国。韓国製品の25%は中国に輸出されており、GDPに対する割合は11%にものぼると伝えた。

3番目は南米のチリ。同国の税関当局によれば、米国を抜いて中国がすでに同国にとって最大の輸出相手国になったとしている。そして、4番目が日本だ。製造業が国民経済の支柱になっており、輸出全体のうち中国が占める割合は約2割で、輸出額はGDPの3%に相当すると紹介。また、資源が乏しいことから輸入面でも依存があるとしている。

5番目は、やはり南米のペルー。輸入、輸出いずれにおいても数年前から米国に代わって中国が最大の貿易パートナーになっていると伝えた。6番目も南米のブラジルだ。豊かな天然資源と工業の基礎がある同国は、中国が最大の貿易パートナーであるとともに、中国にとっても南米ではトップとなる9番目の貿易パートナーだと説明した。

7番目は、マレーシアである。近年対中貿易額が急成長しており、2009年以降は中国が最大の貿易パートナーになっているとした。最後の8番目はタイ。対中輸出は輸出全体の11%前後、中国からの輸入も全体の約17%でいずれも最大となっており、同国にとって中国は経済を支えるうえで欠かせない相手であると紹介した。
順番の判断基準は不明だが、いずれの国も中国と大規模な貿易関係にあることは間違いない。また、ほぼアジア地域と南米地域に集中しているのも印象的だ。今後はさらに「一帯一路」の沿線国やアフリカ地域の国が名を連ねることになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)

<以上、引用>~~~~~~~~~~~~~

by猪飼野

List    投稿者 dairinin | 2019-04-02 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2019/04/6172.html/trackback


Comment



Comment


*