中国と英国の蜜月をどう見るか?
中国の習近平が英国を訪問し、英国は習近平を最高の待遇で迎えたと蜜月ぶりが報じられていますが、このニュースをどう見たらいいのでしょうか?金貸し分析の観点から、その背景を考えてみます。
ニュースでは、中国には英国との関係を強化することによって、人民元を国際的な通貨にする狙いがあり、英国には中国からの投資を呼び込む狙いがあると言われていますが、両者の思惑が合致して蜜月になったのは確かだと考えられます。
しかし、さらに深読みをすると、背景に金貸しの思惑があることが見えてきます。
>英米はこれまで双児の兄弟のような関係であったのが、米国はここへきてその関係を英国側から切られてしまったようです。
>ロスチャイルドとソロスはドルと円の取り込みで、中国をより巨大な帝国に仕立て上げ、2本の新シルクロード構想を実現させ、全アジアとユーラシア大陸の小国をインフラで借金だらけにして、高利を貪ろうと考えているのでしょう。>3月にウイリアム王子が日本と中国を訪問しましたが、日本は出汁に使われただけで、本当の目的は中国の習近平と何かの密約を交わすことだったようです。多分ロスチャイルドと英国王室との関係をより親密にするための露払いと言ったところでしょう。
<英米の蜜月は終わり、中国の暴走が始まった。>より引用
今や国際金融の主導権を握っているのはロスチャイルド→中国です。前回記事からさら推論を進めると、ロスチャイルドは中国と英国を蜜月関係にさせることで、欧州金主を頂点とする経済圏に中国を取り込み、米国に替わって覇権を握る足場を着々と固めているものと考えられます。
おそらく、ロスチャイルドは、ドルを叩き潰して、新基軸通貨で覇権を握っていくタイミングを計っています。人民元やユーロ、ルーブル等、ドル以外での取引が拡大し、新基軸通貨発行の準備が整った段階で、ドル暴落の引き金を引く腹だと思われます。そのような観点から、今回の中国バブル崩壊→世界同時株安によってドルはどうなるのかの成り行きを注視して行く必要がありそうです。
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