サブプライムローン問題の先行きいかに!?
2007年3月19日読売新聞より
サブプライムローン問題による信用収縮の懸念が、ひとまず収束しつつある。FRBが「380億ドル」を投入したことを筆頭に諸外国と足並みを揃える形で、日銀が前週末に「1兆円」、13日に「6,000億円」にのぼる資金を投入して市場の不安感を拭い去ろうとしていたが、それらを回収する動きが見られる。
2007年8月14日毎日新聞より引用
日銀は14日午後、短期金融市場に手形を売って1兆円の資金を即日吸収する公開市場操作(オペ)を実施、午前の6000億円と合わせて1兆6000億円を吸収した。日銀は米国の住宅ローン問題をきっかけとした市場の混乱を受け、10日と13日の2営業日に計1兆6000億円の資金を市場に供給したが、一転して同額を吸収したことになる。
14日の無担保コール翌日物金利が一時、0.01%まで低下し、誘導目標の0.5%を大幅に下回った。市場では「海外の株式市場がひとまず落ち着きを取り戻し、外資系銀行などの資金調達の懸念が緩和された」(大手銀)との見方が出ている。
どことなく収束に近づいた感のある、このサブプライムローン問題。
しかし、安心はできない。真の恐ろしさは今後やってくると言われる説もあるので取り上げたい。
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サブプライムローンを少しおさらいしておくと…
もともとは優遇金利が適用されない信用度の低い低所得者層を対象にしたローンであり、2003年ごろから急増し、アメリカ住宅ブームを牽引してきた。「住宅値上がり分を担保にして借り入れできる」というバブル化した住宅ブームであり、その終焉が今回のローン焦げ付きの原因となっている。
サブプライムローンの基本的な仕組みとしては、借り入れ当初の2〜3年は低い固定金利が適用され、その後市場金利に連動した高い金利に変換されるものが多い。金利の変換は「リセット」と呼ばれる。
住宅ブーム最中であれば、担保となる住宅価値の上昇や金融機関の積極的な融資を背景に、リセットを迎えるローンを別の低金利のローンに借り替えることが可能だった。
そして、前段で挙げた恐ろしい問題とは?
それは、2005年夏〜2006年初めの住宅ブームのピークで設定されたサブプライムローンが続々と「リセット時期」を迎え、破綻が連鎖的に続いていくという点。2008〜2009年にかけて、今後の動向が非常に注目される。
住宅ローンの返済不履行の急増に伴い、差し押さえ→競売の増加を通じて住宅価格の一段の下落をもたらすことになる。
連続的にサブプライムローンが引き起こす問題は、金融システムに対する不安を助長して世界的な株価暴落を招く恐れもある。
この問題からはまだまだ目が離せない。
by huji
参考文献:週刊エコノミスト 世界バブル終焉
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コメント7件
フルラ バッグ | 2013.03.15 20:33
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
マルベリー バッグ | 2013.06.30 4:07
はじめまして。突然のコメント。失礼しました。
シャネル 財布 | 2013.07.01 13:25
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
プラダ アウトレット | 2013.07.06 6:21
お世話になります。とても良い記事ですね。
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