2015-10-06

経済破局は秒読み?⑥ 中国バブル崩壊で日本経済どうなる?

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前回記事の中国バブル崩壊による世界経済への影響の予測を踏まえ、金貸し分析の視点から、日本経済はどうなって行くのか?を大胆に予想してみます。

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●金貸しの日本支配の戦略

根本的な分析の視点としては、そもそもなぜ日本の大企業が中国に進出して行ったのか?アベノミクスとは何であったのか?から考えておく必要があります。それを掘り下げて行くと金貸しの思惑が見えてきます。

言うまでもなく、日本の大企業の多くが中国に進出して行った理由は、国内市場が飽和し、新たな市場を求めて海外に出て行かざるを得なかったからです。中国という巨大市場を当てにして、先を争うように日本企業は中国に進出して行きました。

中国側からすると、外資・外国技術の導入を武器に改革解放路線を推し進め、中国市場の急拡大を武器に世界市場の覇権を握ろうとする戦略があったわけですが、その後押しをしてきたのが金貸しです。

大局的に見ると、日本企業の中国進出は、金貸しが主導するグローバリズムに乗ったものです。グローバリズム自体が、国境を越えて市場を拡大し、市場でシェアを拡大する企業を支配することでボロ儲けをしようとする金貸しの戦略です。日本企業の海外進出は、所詮金貸しの戦略の手の内にあることを忘れてはなりません。

そのような観点から見ると、アベノミクスの背後にも金貸しの戦略があることが見えてきます。

アベノミクスの三本の矢(①大胆な金融緩和、②公共投資バラマキ、③成長戦略)は自民党が自ら立案した経済戦略だと思われるかも知れませんが、決してそうではありません。年次改革要望書(金融ビックバン、郵政民営化等)やTPPの例を引くまでもなく、自民党による経済政策は、ことごとく米国の指令のもとに実行されてきました。その狙いは、日本をさらにグローバル化させ、その果実を米国債の購入等を通じて米国に環流させることにあります。

 

●中国バブル崩壊で日本経済どうなる?

直接的には米国(ロックフェラー)の圧力によって、アベノミクスの政策は動いていますが、ロスチャイルドは、米国の指令により属国化を進める日本を冷静に分析し、ロックフェラーの先を行く戦略を考えています。

大胆にロスチャイルドの戦略を読み解くと、中国バブル崩壊→日本→米国→世界への影響拡大→世界同時株安→日本国債暴落→ドル暴落を視野に入れていると思われます。

ドルが紙切れとなり、日本や米国の株式が暴落すると、ここが千載一遇のチャンスと見て、ロスチャイルド(そのバックの欧州金主様)が、日本企業や米国企業(ロックフェラー系)の株式を買占め、経営の主導権を握るシナリオが現実的なものとなってきます。ロスチャイルドは、基軸通貨のドル暴落を見越して、着々と金準備を進め、ドルに代わる元や中東共通通貨等の新基軸通貨の準備を進めてきました。おそらく、ドルに代わる基軸通貨は、金本位制を基本にした通貨体制になるものと予想されます。

※既に、欧州各国の中央銀行は、米国から金を回収しています。来るべきドル暴落⇒新通貨体制に備えているのではないかと思われます。

>欧州各国の中央銀行は、ニューヨーク連邦準備銀行から金を回収している。結果、同行の金準備はここ数十年で最低の水準に達した。
>最初に回収請求を行なったのはドイツ。これにオランダが続き、5月にはオーストリアも倣った。
欧州諸国、米国から金準備を回収(Sputnik)>より引用

 

そのような予測から考えると、中国バブル崩壊は、単に株式暴落を通じて日本経済が不景気になるといった次元には留まりません。中国人観光客の「爆買い」の消滅、中国マネーを当てにした不動産バブルの崩壊等は現象的なきっかけにすぎず、日本全体が米国ロックフェラーの支配からロスチャイルドの支配へ移行して行くことを視野に入れて考えておく必要があると思われます。

 

 

List    投稿者 yukitake | 2015-10-06 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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