2021-07-21

コロナで景気は崩壊せずに回復している? 本当に安心して良いのか?

世界中がコロナの重苦しい状況から解放されて、以前の経済状況が復活することを待ち望んでいる。
アメリカは先行して経済が復活して好景気だというニュースを好意的に流している。
日本はコロナ不況だと思っていたら、2020年度の日本の税収はコロナ禍なのに法人税が4.1%増え、消費税も増えて過去最高の40.8兆円だ。

世界中がこのままコロナが収まってくれれば、景気も回復して元の健全な社会に戻れるという感じが醸し出される。(誰かの演出のように気がしてならない!!)

待ってほしい。コロナでロックダウンし経済がストップしていた(多くの会社が赤字垂れ流し)のに景気が良くなるというのはあり得ない。事実に目を向けるべきである。

コロナ禍で先進国はQEで株価を支え続け、コロナ補助金の財政出動でバラマキをしているから形だけ景気が良いだけである。

これらの支援をストップすると景気は反転して借金だらけで破綻するしかない現実が出現する。

さらに株価暴落~ドル崩壊による世界経済の大混乱のリスクは、大きくなれど無くなってはいないのである。
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■田中宇氏のブログを参考にして下さい。(下記は要点だけの抜粋です)
【 田中宇の国際ニュース解説】 ~世界はどう動いているか~  より

<1年後の読み返し> 中国と米国覇権

米国は、実体経済でコロナ恐慌が続いていたのに、金融は連銀(FRB)がQEでバブルを膨張させてコロナ危機後に暴落した株価を再上昇させており、危険なバブルの過剰膨張が始まっていた。

~ドルが崩壊しないのは~
非米側がドル離れした分は米連銀など中銀群によるQE資金で穴埋めされてきたからだ。

私の「ドル崩壊」予測は08年のリーマン危機以来、13年間はずれ続けている。
だが、はずれているのは時期的なことだけだ。
ドルが崩壊への道をたどっているという構図自体は、間違っていないことが何度も確認されている。

コロナ大恐慌なのにQEによって株や債券が高騰し続ける現状は「死んだ猫の踊り」であり、巨大な金融危機の潜在的な進行を物語っている。

あと何年かずれるかもしれないが、ドル崩壊、基軸通貨の多極化は必ず起きる。

中共は、中国圏の国際基軸通貨としてデジタル人民元を用意している。

以上抜粋引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

by猪飼野

List    投稿者 dairinin | 2021-07-21 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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