2021-05-14

ロシアは、コロナ感染者8000人でも規制緩和、ワクチン接種も消極的

https___imgix-proxy_n8s_jp_DSXZQO0427871024032021000000-1昨年末には1日の感染者数が3万人近くまで増加したロシアですが、3月には1万人を下回り、2か月ほど8000人台で高止まり、累計死者数は11万人に達しています。ロシアの人口は1億4千万人で日本とほぼ同じ。日本では、1日の感染者数が6000人を超え、累計死者数1万人を超えて緊急事態制限などの大騒ぎになっていますが、ロシアでは規制緩和も進み、国民の生活は日常に戻りつつあります。

ロシアというと、プーチン独裁政権による思想統制が行われ、さぞかし厳しい規制や、ワクチン接種の強制がされているのかと思っていましたが、日本よりも国民の自主性が高い様です。ロシアの状況を調べてみました。

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まず、コロナウイルスワクチン接種の希望率ですが、30%しかなく、ワクチン接種を希望しない人の37%は副反応が怖い、23%が臨床試験の結果待ち、16%がワクチン接種は「意味がない」と回答したそうです。マスコミに洗脳されワクチン万歳状態の日本人に比べれば、自分で考えて行動している人が多いと言えます。

ロシアでは、スプートニクⅤというワクチンが開発され、国民は無料でいつでも接種できる状況だそうですが、希望者が少なく接種率は5.3%、国民に接種を促すためにプーチン大統領が3月に自ら手本を示してワクチン接種をしたそうです(ただし、接種の映像は公表していない)。さらには、ワクチン接種した人にアイスクリームをプレゼントしたり、商品券を配ったりしていますが、国民は様子見の状況です。

プーチン大統領は国民にワクチン接種を強制するつもりもなく、本人も接種したとは言っていますが映像は公開しておらず、本当に摂取したのか怪しいものです。そして、8000人の感染者が出ている状況で軍事パレードをモスクワで開催しており、プーチン大統領はコロナウイルスに過剰な反応はしていないようです。

ロシアだけではなく世界全体の状況を広く見てみると、今の日本のマスコミの異常さが見えてくるのではないでしょうか。日本人は、日本のマスコミ報道だけに左右されることなく、広く情報を集めて、自分自身で状況を判断するべきでしょう。

 

■ロシア人の3分の2、「新型コロナは生物兵器」 世論調査2021年3月2日

2月下旬に1600人を対象に行われた同調査で、回答者の64%は新型ウイルスが人工の「新型生物兵器」だと信じていた。一方、「人間の介入なしに」出現したと回答したのは23%にとどまった。

また、新型ウイルスワクチンの接種を希望する人は、昨年12月の調査の38%から、30%に減少した。ワクチン接種を希望しない人に理由を尋ねたところ、37%は副反応が怖い、23%が臨床試験の結果待ち、16%がワクチン接種は「意味がない」と回答した。

■国内旅行が全盛期!? コロナ禍のロシアで見つけたライフハック。2021年3月2日

年末に始まった国産ワクチンの接種拡大を皮切りに、新規感染者数が急激に減少。モスクワでは小学校への登校が再開し、美術館や映画館は収容率を増やすなど、コロナに関する衛生防疫規則は未だあるものの、一気に規制緩和ムードに入っている。現在のところロシア国内だけをみれば、普通に街を散歩することもできるし、劇場や商業施設もやっている。飲食店も人が入って賑わっており、街の様子はいたって平然としている様子だ。

■プーチン氏がロシア製ワクチン接種 非公開で実施2021年3月24日

23日、プーチン大統領が同国製の新型コロナウイルスのワクチンを接種したと明らかにした。接種は非公開で、プーチン氏の体調は良好という。安全性に対する疑念が国民の間でもくすぶり、プーチン氏がいつ接種するかが注目されていた。同氏が撮影を「好まない」(ペスコフ氏)との理由で、接種は公開されなかった。

■ロシア経済、10-12月は落ち込み幅縮小-コロナ禍からの回復基調維持2021年4月5日

 

ロシア経済は2020年10-12月(第4四半期)に落ち込み幅が縮小した。プーチン大統領がロシア全土を対象としたロックダウン(都市封鎖)再導入を見送る中で、新型コロナウイルス感染拡大によるリセッション(景気後退)からの回復が続いていることを示す内容となった。

■プーチン頼みのロシア国民、反政府デモに冷めた目2021年 4月 21日

収監されているナワリヌイ氏は反政府運動を指揮してきた。だがそれでも、プーチン氏はなお根強い支持を維持している。それを支えるのは、プーチン氏の指導力に対する信頼、政情不安への懸念、ナワリヌイ氏や同氏が率いる反政府デモに対する否定的な見方だ。プーチン人気に陰りは見られない。社会学者らはプーチン氏を強く支持している国民は限られるものの、政権は60%前後の支持率を維持できると分析する。

ロシア国民の多くは、ナワリヌイ氏について、プーチン氏と互角に戦える相手だとは考えていない。また、歴史的に政情不安が長らく続いたロシアでは、ナワリヌイ氏の抗議活動に対する不信感が根強いという事情もある。レバダ・センターの調査によると、ナワリヌイ氏のロシア帰国と当局による拘束、その後に発生した最初のデモ以降、同氏に対する不信感は50%から56%に上昇した。

■抗議デモ、拘束者1700人超 ナワリヌイ氏釈放要求―ロシア2021年4月22日

ロシア全土で21日、収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議デモが行われた。治安当局は違法デモとして取り締まり、人権団体によると、拘束者数は全土で1700人以上に達した。

ただ、1月の抗議デモの時ほどの厳しい取り締まりは見られなかった。平日夜で参加者数が限られることもあり、プーチン政権は一定の範囲でデモを容認した可能性がある。ナワリヌイ陣営はモスクワのデモ参加者は「少なくとも6万人」とツイッターに投稿。警察当局は6000人と発表した。

■ロシア産の新型コロナワクチンの輸出拡大2021年4月23日

ロシア連邦税関局がこのほど発表した2月の貿易統計によると、人用ワクチンの輸出額は前年同月比で7倍の3,121万ドルを記録した。ロシアが世界で初めて承認した新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の輸出拡大が寄与したことによる。ロシア国外では、2020年12月にベラルーシとアルゼンチン、セルビアでスプートニクVの使用を承認して以降、ワクチン輸出が急拡大している。主な輸出先は中南米、中・東欧、中東、アフリカ、CIS諸国だ。

■ロシア制裁を弱体化するドル依存から脱却進む、輸出では米決済のドル割合が初めて50%割れ2021年4月29日

ドル決済の減少分は大半が中国との貿易によるもので、現在は対中貿易の4分の3余りがユーロで決済されている。同四半期の輸出総額に占めるドル建ての割合は48.3%だった。これに対してユーロ建ての割合は36%と、10ポイント余り増加した。

■ロシア感染高止まりの中戦勝パレードに市民集結2021年5月10日

新型コロナの感染者数が高止まりしているロシアで第2次大戦の戦勝記念日を祝うパレードが行われ、多くの市民が詰め掛けました。「(Q.密な状態でマスクを着けていない人もいるが?)お祝いの雰囲気で感染対策の意識がおろそかになっているね」ワクチン接種率が9%にとどまるロシア国内では連日8000人を超える新型コロナの感染者が確認されていて、累計の死者数は11万人を超えています。

■ワクチン接種で豪華プレゼント、ロシアの羨ましい現実2021年5月10日

2021年2月には大統領令で大規模ワクチン接種が始まった。ワクチン接種を受けた人口数では世界第7位であるが、これはロシア国民の5.3%にとどまっている。

現在、ロシアでは国営病院で接種を受けられる。国営病院と言っても、モスクワであればアパートから徒歩圏にある診療所のようなものである。最近では大都市では中心部の商業施設に「ワクチン店舗」が開設されている。事前予約なしで立ち寄って、義務医療保険証(日本同様、すべての国民が加入している)を提示すれば、無料でワクチン接種が受けられる

GUMの「ワクチン店舗」はワクチンを打った人に名物のアイスクリームのお土産付きである。2021年4月末にモスクワ市政府は、7月1日までにワクチン接種を受けた60歳以上のモスクワ市民は1000ルーブル(約1700円相当)のギフトカードがもらえるキャンペーンを開始した。にもかかわらず、ロシア人はCOVID-19のワクチン接種を急いでいないようである。

■【コロナ後現地状況・ロシア】<5月11日更新> 2021年5月11日

日本からロシアへの入国は可能です。ビザの発給も再開されています。入国に際し、出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提示が義務付けられています。

・公共交通機関:マスクや手袋の着用、ソーシャルディスタンスの確保が求められます。

・商店:デパートを含め、感染対策を実施の元営業しています。フードコートも人数制限の元営業をしています。

・文化・遊戯施設:感染防止対策の一環として、人数制限がかかっています。また、マスクの着用が求められます。

・飲食店、宿泊施設、イベント:飲食店や宿泊施設は一部営業しています。イベントは感染防止対策の一環として、人数制限がかかっています。

List    投稿者 dairinin | 2021-05-14 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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