2015-03-24

プーチンと金貸しとの戦い(10) 戦いの行く末はどうなる?(長期的見通し)

<クレムリン宮殿>

<クレムリン宮殿>

長期的な見通しを考えてみます。目先のニュースばかりでは、なかなか先読みをするのは難しいので、政治権力と経済権力の関係、国家と市場の関係といった構造論から追求します。

にほんブログ村 経済ブログへ

●政治権力と経済権力の関係

>政治権力と経済権力は視点の高さが全く違う。人類全体を見渡す政治権力と、自分の利益しか見ない経済権力。中露連合は政治権力連合である。権力の規模、実行の速さが経済権力とは全く違う。今経済権力はロシアに通貨戦争を仕掛けているが、チマチマネチネチである。そんなものは中露連合の玄関先で引き返す事になる。経済権力の手に負えない中露連合である。中露連合結成時点で勝負はついた。政治権力は権力のダイナミズムを作動させる。経済権力は権力を弄るだけ。プーチンはオバマを完全に下位に置いている。つまり、政治権力は経済権力など問題にしない。経済権力など偽権力であり、初めから勝負にならない。
>政治権力こそが権力なのである。偽ユダヤにとってプーチンは勝つ事のできない天敵である。
プーチンは,米欧金貸し連中と闘っている。より引用>

プーチンは大衆から絶大な支持を得ている。彼は、どん底だったロシア経済を復活させたし、何よりも大衆の期待を裏切らないからだろう。そして新たに、プーチンは周辺国への覚醒と仲間作りを仕掛け始めたように見える。日本にも熱いメッセージが来ている。
いま、世界には2つのタイプの国がある ~金貸し支配の洗脳国家と大衆支持の強力国家ロシア~より引用>

 

●国家と市場の関係

そもそも国家と市場の関係はどうなっているのか?構造的な視点を踏まえて考えてみます。

交換取引は、武力闘争(およびその帰結たる身分制度による私権拡大の封鎖)からの抜け道として登場した。それどころか、最初に交換関係が登場した動機は、額に汗して働くよりも、(相手にこの品物が大きな可能性を与えてくれると信じ込ませることさえ出来れば)交換によって得る益の方が、ずっと大きいからである。
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場であるより引用>

市場はどこまでも私権闘争の抜け道でしかなく、従ってそれ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。カビがどんどん繁殖すれば、やがてカビ同士がくっつく。世間では、それをグローバル化などと美化して、そこに何か新しい可能性があるかのように喧伝しているが、それも真っ赤な嘘であって、市場が国家の養分を吸い尽くせば、市場も国家も共倒れになるだけである。
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たないより引用>

 

●長期的見通し

構造的な視点を踏まえて、長期的見通しで予測すると、プーチン優勢、金貸し劣勢となって行く可能性が高いと思われます。

近代は、金貸しが国家をも支配する力をつけてきましたが、市場は所詮私権闘争の抜け道でしかなく、市場には国家を統合する機能はありません。従って、市場の住人たる金貸しも国家を統合する力はなく、自分自身で自立して存在はできませんので、国家に寄生するしかありません。

そのように考えると、「政治権力は経済権力など問題にしない。経済権力など偽権力であり、初めから勝負にならない。」という認識は正しい認識です。国家が本来の統合力を発揮し、本気で市場⇒金貸し規制に乗り出せば、金貸しには国家に付け入る隙はありません。

プーチンには、国家の寄生虫である金貸しによって、国家の養分を吸い尽くされて共倒れにならないように、国家主導で市場⇒金貸しをコントロール下に置こうという強靭な戦略があります。しかも、その揺るぎない戦略によって、国民から絶大な支持を得ています。国家の指導者が本気で金貸しと戦ったら、どちらに軍配が上がるかは明らかでしょう。

今後、このような認識をもって、情勢を注視して行く必要があると思われます。

List    投稿者 yukitake | 2015-03-24 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2015/03/4000.html/trackback


Comment



Comment


*