金貸し支配の構造⑧ 欧州金主と天皇の関係?(3)
これまでの追求のまとめとして、欧州金主と天皇の関係を俯瞰してみる。大きく見れば、金貸し支配の頂点に欧州金主(黒い貴族)がいて、その臣下に天皇がいる。欧州金主と天皇が連携して、ロスチャイルドやロックフェラー等の金貸しを支配している構造にあると考えられる。
もう少し具体的に見ていくと、以下が欧州金主と天皇の関係の基本構造ではないかと考えられる。
「サヴォイ家→イエズス会」及び「ヴェルフ家(ヘッセン家)→ウィンザー家(英王室)」 ↓ 「天皇」
ロスチャイルドの直接のご主人様はヘッセン家だが、ヘッセン家はヴェルフ家と姻戚関係にあり、ロスチャイルドはヴェルフ家とヘッセン家連合の召使い(金庫番)にすぎない。
サヴォイ家は、イタリア王家の系譜にある「黒い貴族」だが、銀行制度(デル・バンコ)、金本位制、タックスヘイブンなど、近代~現代に至る金貸し支配の金融制度の基礎をつくったという点で注目される。おそらく、サヴォイ家が、数ある欧州金主の中でも中心に位置する金主であろうと思われる。
サヴォイ家は、宗教改革と平行してイエズス会を設立しているが、イエズス会の正体はサヴォイ家の軍事戦略の手先として諜報活動を担う教洗機関=スパイであった。15世紀にはメディチ家出身のローマ教皇が登場し、ローマ教会は金主たちの支配下に入る。彼らは懺悔によって王侯たちの弱みを握り、それを脅しの材料に使い、ますます金儲けに奔走するようになった。現代にいたる金融支配と観念支配、法制支配の原点は、サヴォイ家を中心とする欧州金主であったと考えられる。
<近現代史を裏で操る宗教=諜報=教洗機関・イエズス会は金貸しがつくった1>参照
サヴォイ家が仕掛けた宗教改革をきっかけに、イギリスでもピューリタン革命が起こり、自由な経済活動が広がって行くが、ヴェルフ家は、イギリス東インド会社の設立に大きく関わっており、イギリスが世界の海を制覇(植民地化)していく礎をつくっている。
サヴォイ→デル・バンコが組織したロンバルディア地方(イタリア)の石工組合:フリーメイソンに対抗する形で、ヴェルフ家→ヘッセン家→ロスチャイルド陣営はイルミナティ組織を取り込んでおり、現代にいたるロスチャイルド→ロックフェラーの英米支配の礎を築いた元締めがヴェルフ家だったのではないかと考えられる。
●天皇家のご主人様は?
ヴェルフ家はウィンザー家(イギリス王室)と血縁を結び、イギリス王家として今尚君臨している。天皇が英国王の臣下の一人であるとすれば、そのご主人様はヴェルフ家・ウィンザー家ということになる。
日本の天皇一派(裏天皇を含む)は、欧州王室と通婚し、欧州王室の仲間であるという地位を確保することによって、ロスチャ・ロックといった金貸しへの影響力を保持してきたわけだが、その通婚先は、ヴェルフ家・ヘッセン家(あるいはその親戚)あたりではないかと推察される。(天皇の金塊はスイスの銀行に秘匿されているという噂があり、スイスの金融界をつくったのがサヴォイ家(ヴェネチア)の一派であったことを考えると、サヴォイ家とも通婚している可能性も考えられる。)
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